子どもの質問に全て答えられる親はほぼいないと思います。
私も数々の質問に「わからないな、今度調べよっか」と返答してきました。
そして、その多くは調べることなく、もはや質問内容すら忘れてしまいました。
しかし、そんな親たちに強い味方が現れました。
それはChatGPTです。
ChatGPTについては別記事にても触れています。
特徴や、注意点を知りたい方はこちらを参考にしてみてください。
この記事では、子どもに聞かれて答えられなかった質問に対するChatGPTの回答を公開します。
そしてChatGPTの回答を元に、学びを深める方法も紹介します。
興味・関心こそが学びのチャンス。子どもの質問は好奇心を育てる大事な芽です。
記事の内容を参考に、お子さんに質問されたら、チャンスを逃さずぜひ一緒に楽しく学んでください。
子どもに聞かれて答えられなかった質問1「最初の木はどう生まれたの?」
地球で最初の木はどのように生まれたのですか。種から生まれたのですか。 小学3年生にもよくわかるように、詳しくおしえて。
地球上で最初の木の起源は非常に古く、およそ4億年前にさかのぼります。
この時代には、地球上にはまだ陸地が形成されておらず、海に生息する微生物が存在するのみでした。
最初の植物は、海藻のような単細胞生物から進化しました。
これらの単細胞生物は、水中で栄養を摂取し、光合成によって酸素を生産することができました。その後、これらの単細胞生物は、多細胞生物へと進化し、陸上に進出することができました。
最初の陸上植物は、藻類のような形態をしていました。
これらの植物は、湿った環境で生息し、根や葉を持っていませんでした。
その後、植物は進化を続け、より高い植物が生まれました。
最初の種から生まれた木は、およそ3億年前に現れました。
これらの木は、種子から芽を出し、根や葉を持ち、大気中の二酸化炭素を吸収して、酸素を生産することができました。これらの木は、陸上の生態系に重要な役割を果たし、陸地を覆う森林を形成することにつながりました。
したがって、最初の木は種から生まれたのではなく、多細胞生物から進化して形成され、次に種子を用いた繁殖方法が発達しました。
子どもに聞かれて答えられなかった質問3「土星の輪はどうしてできるの?」
土星の輪が一直線に並ぶ理由を、子どもむけにおしえて
土星には、美しい輪がありますね。でも、なんでその輪が一直線になっているのでしょうか?
それは、土星の周りを回るたくさんの衛星というものが、その輪の周りを回っているからなんです。
その衛星たちは、輪の粒子たちに引力をかけます。
でも、その衛星たちがいろいろいると、粒子たちにかかる力がバラバラになってしまいます。
でも、幸いにも、粒子たちにかかる力がバランスよくなると、輪の形が整然と整列するんです。
そして、輪が一直線になるのは、輪の粒子たちが、ほとんど同じ平面にあるからです。だから、衛星たちが粒子たちにかかる力が均等になり、輪が整然と並ぶのです。
こんな感じで説明してみました。分かりやすかったでしょうか?
子どもに聞かれて答えられなかった質問3「何が脳を動かしてるの?」
人間の身体は脳が指令することで働きます。では何が脳自体を働かせるの? 小学生にもよくわかるように、とても詳しくおしえて。
脳は身体の指令を出すための指揮塔のようなものですが、それ自体を働かせるのは脳自身にある血液や酸素、栄養素などです。
脳は体内で最もエネルギーを消費する器官の一つであり、常に酸素や栄養素が必要です。
脳は、血液中の酸素やブドウ糖(グルコース)を消費することでエネルギーを作り出しています。
血液は、心臓がポンプを使って全身に送り出しているため、脳にも血液が運ばれています。血液は、酸素や栄養素だけでなく、身体から出る二酸化炭素などの老廃物を取り除く働きもあります。
また、脳自身も、エネルギーを作り出すために必要な栄養素を消費しています。
脳は、脂肪やタンパク質、ビタミンなどを必要としています。
これらの栄養素は、食物から取り入れることができます。そのため、バランスの良い食事を摂ることが脳の健康にとって非常に重要です。
さらに、脳を刺激することで、脳を働かせることができます。例えば、読書や学習、謎解きなどは、脳を刺激することができ、脳の機能を向上させることができます。また、運動も、脳を刺激することができ、脳の機能を改善することができます。
以上が、脳を働かせるために必要な要素です。身体の健康を保ち、バランスの良い食事を摂り、脳を刺激することで、脳を健康的に保つことができます。
さすがChatGPT、見事に答えてくれました。
でもこれで「なるほど、解決!」と終わりにするのはちょっと待ってください。
「答えを出してもらって終わりにする」のと、
「学びを深めるために答えを利用する」のでは雲泥の差です。
子どもが自分から質問するということは、すでに興味をもっている証拠です。
ChatGPTで答えをもらうことはひとまずのスタートライン。
そこからさらに一歩踏み込ませてあげれば、知ることの楽しさ、考えることの素晴らしさに触れることができるのです。
ChatGPTの回答を活かして学びを深める方法
子どもの質問への答えから、さらに一歩進んで学びを深めるためには、文章化された回答をイメージで理解することが有効です。
言葉で説明すると子どもは「ふーん」とか「わかった」と言うかもしれませんが、大人と比べて経験自体が少ない子どもには、言葉と実体を結ぶ力は強くはありません。
そこでイラストや写真などと合わせることで、より理解が深まるのです。
学びを深める方法1 関連サイトや書籍をChatGPTに聞く
子どもの質問に回答してもらったら、回答内容を含むより詳しい情報源をChatGPTにおしえてもらいましょう。
下のキャプチャは先ほどの質問3「何が脳を動かしてるの?」の回答に対してのリクエストです。
するとこのように詳しくおしえてくれます。
しかし実のところ、この内容には大きな問題があります。
様々な質問で試してみたところ、回答に含まれる具体的なリンクは高確率でアクセスできませんでした。
さらにいえば、提示されたサイト名、書籍名で検索をかけても、ぴったり一致する情報は圧倒的に少なかったです。
この点については、ChatGPT自体の学習が進むことで改善されるのを期待したいところです。
ただ、ぴったり一致しなくても、サイト名や書籍名をGoogle検索することで、関連するサイトや書籍情報を十分探せるので、その中からよさそうなものを選んで見るだけでも十分役立つはずです。
学びを深める方法1 ChatGPTの回答を持って図書館に行く
わかりやすい資料が自分で見つけられない場合は、ぜひ図書館の司書さんに聞いてみてください。
司書さんはただ本の整理や貸し出し業務をしているだけではありません。
図書館にはレファレンスサービスといって、利用者の意図に添った資料を照会してくれるサービスがあるのをご存知ですか?
司書資格を持っている方は、レファレンスについても一定の知識、技術を持っています。
スキルについて個人差はあるものの、一般的な内容については問題なく対応してもらえるでしょう。
ChatGPTの回答内容を保存しておいて、司書さんに見せ、「このような内容を詳しく解説した子どもむけの本を探している」と伝えれば、参考になるものをリストアップしてくれます。
すごい勢いでユーザーを増やしているChatGPT、その活用方法もたくさん紹介されています。
自分にあった方法を見つけてぜひ、学びに活かしてみてください。